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普通に戻るのではなくて、普通が変わる

前回と重複する部分もあるかもしれませんが、とりあえず今の考えとして改めて書いておこうかと。

 

正直なところ、もう元の「普通の日々」に戻ることはないと思う。

 

今年に入ってからのこの数ヶ月で、これまで「普通」だったことが普通ではなくなった。

 

旅行だけではなく、気分転換の外出、通勤ですら控え、人と会うことすら制限がかかる。

買い物に行きたくても、店が閉まってる。

スーパーやドラッグストアに行けば、空っぽの棚がいくつもある。

なにもかもが突如オンライン化。そしてデジタル化。

家で過ごすためのノウハウやツールの充実。居酒屋までもがお弁当を売り出し、街中にあふれるテイクアウトの文字。

言葉を発する機会を減らすために、挨拶やレジの読み上げも自粛。

 

今、思いつく「普通じゃない」ことを並べてみたけれど、このうちのほとんどはこれからの新しい「普通」に入れ替わるのだと思う。

 

外出が自由にできるようになっても、これから当面は慎重さが伴うだろう。

通勤もテレワーク化が固定化。毎日会社に行く人が減るだろう。

人間関係が整理されてしまい、不要な人とむやみに会う機会も縮小しそう。

いままで利用してた店は、もう開くことがなくなるのかもしれない。

空っぽの棚が埋まったとしても、価格は上昇したままかもしれない。あるいは別のもので埋められてるか。

Face to Faceにこだわる理由はそこまでないことに気づけば、不必要な対面は省略して済ませてしまいそう。

紙とハンコ、プリンターですら使う機会は減りそう。紙に残す意味も次第に薄れてくる。

最も長く過ごす時間は家の中のままになり、家で仕事していれば嫌でも仕事と家庭の境目がなくなる。(というよりは境目を作れなくなる)

飲食店はイートインとテイクアウトのセットが基本になるかもしれない。

形だけの挨拶を省略しても支障はないケースも多そう。コンビニに入店するときに「いらっしゃいませ」と言われなくても平気なように。

レジの読み上げも、元々聞いてないので(耳だけで暗算できるほど計算力もないし)客側としては読み上げなくても問題はない。

 

自粛が解けたとしても、当面は怖くて人の集まる場所には行くのを控えてしまいそう。

人を避ける生活に慣れつつある、自粛で埋め尽くされた毎日の中で。